坂本ですが?/5話感想 嵐の頂上決戦!? 大切なモノを奪われた復讐鬼坂本の、怒りの鉄拳が炸裂!
2016/05/23
風雲急を告げる展開! 県立学文高校の2大☆イケメンが激突する坂本ですが?第五話『カリスマヤンキー8823先輩』のレビューです。
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2016/05/23
風雲急を告げる展開! 県立学文高校の2大☆イケメンが激突する坂本ですが?第五話『カリスマヤンキー8823先輩』のレビューです。
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今日も平和な日常をエンジョイする坂本。しかしそんな彼の前に2年の8823先輩(声:遊佐浩二)が姿を現します。
彼の目的は3話にて坂本に凹られた(?)丸山(声:稲田徹)の仇討ちでした。2年の不良が1年の一般生徒に舐められては示しがつかない――まさに不良としてのメンツがかかっているのです。
放課後坂本を河原に呼び出す8823先輩。当初はそのつもりの無かった坂本ですが、8823先輩を慕う後輩不良連中から様々な因縁を付けられ、ある事件でついにクールな坂本も激昂!
静かに熱い闘志を燃やし、河原へと足を運びます。
眼光鋭い坂本を見て本気になる8823先輩。喧嘩の前にはきちんとピアスを外します。ピアスを着けたまま殴り合いをするのは大変危険です。もし千切れて出血なんてしたりすれば大事に至ることにも成り兼ねません。
皆さんも喧嘩の際には十分注意をしましょう(笑)
しかし激突直前、二人の前に突然Mr.ポリスマンが現れます。たまたま巡回中だったのでしょうか、お巡りさんは当然喧嘩の仲裁に。
喧嘩では無く『手押し相撲』をやろうとしていたとの坂本の言い訳を信じたのか、警官は腰を下ろし二人の戦いを見守ります。
もしかして警官は坂本らの言い訳をウソと見抜いていたのかもしれません。少なくともこの段階では。
有耶無耶で終わらせ場所を変えて喧嘩続行を考えていた8823先輩ですが、坂本のマジ本気の熱気に当てられ、こちらも本気モードに。熱いカリスマ不良なだけに結構根は単純そうです(笑)
激しく熱い攻防が繰り広げられる手押し相撲対戦。
戦いは一進一退。フェイントと防御、カウンター主体の坂本に対して8823先輩はまさに攻撃は最大の防御と言わんばかりにラッシュに次ぐラッシュで攻撃の手を緩めません。
まさに一瞬の油断も出来ない張りつめた攻防。ギリギリの緊張の中、やがて天も荒れ始め雷鳴と共に雨が降り始めます。
既に二人共体力の限界。そんな中8823先輩を敬愛する後輩不良達は先輩の力になるべく坂本の足を狙います。
その助力をキッパリ断る男8823先輩。伊達にカリスマ不良と呼ばれてはいません。カッコいい!まさに『漢』と呼ぶにふさわしい立派な態度と信念です。
その姿を見て坂本は『秘技直立不動』を繰り出します。
天高く翳した右手はまさに避雷針。
雷雨の中、逃げることを潔しとしない8823先輩は残った最後の力を振り絞り怒涛の猛ラッシュ! しかし全ての攻撃が坂本によっていなされ、逆にカウンターを受けた8823先輩はついにダウン。
倒れ込んだ8823先輩は丁度止まったタクシーの後部座席に吸い込まれる様に座り込んでしまいました。
高々と翳された坂本の手は避雷針などではなく、タクシーを呼び止めるものだったのです。坂本は戦いの中で、8823先輩の真摯かつ紳士な態度に全てを理解し、自分の大切なものを奪った真犯人の存在に気付いたのです。
こうして自ら敗北を悟った8823先輩は坂本の力量と広い度量を認め、色々とやらかした後輩を連れ坂本の大切なものを奪ってしまった謝罪をするのでした。
久保田吉伸くん(声:石田彰)の髪、早く生えるといいですね(笑)
OPアバンのソフトボール投げといい、本編の顛末といい、今回は坂本の大切な友人としての久保田くんが大きくクローズアップされた回でした。
これまでの話で自他共に坂本の友人としての立ち位置を獲得した感のある久保田くんですが、意外なことに坂本には他にこれといって懇意にしている人物を見ることはありません。
坂本は自分に好意を向ける人物に対してはそれとなく自然に接していますが、それはあくまでも公平に平等にというスタンスです。
誰にでも優しいけど、それは逆に言えば誰も特別扱いしていない。誰も彼にとっては特別な存在では無い、という意味にも取ることが出来ます。
そんな中、今回坂本は久保田くんにだけには特別な感情を示しました。クールな坂本の熱い感情。
よくよく考えると、久保田くんも困った時や暇な時だけ坂本を頼ったり付き合ったりしており、そこまでベッタリな好意を常に向けている訳ではありません。(あっちゃんや黒沼さんなどと比べて、という意味です)
この辺り、久保田くんは割と距離感を保って「坂本の友人関係」を築いている感があります。
坂本にしてみれば、その適度な距離感こそが重要で、久保田くんを唯一(?)の友達扱いしているのは結構その辺りに理由があるのかな?とそんな気がしてなりません(笑)
もしかすると4話で廊下に生き倒れていた雀と同じ扱いなのかもしれませんが(笑)
そんな訳で次回ですが、また新たに坂本に恋する女の子がおゲスト様として登場する模様です。
坂本にとっての特別な存在になれるかどうかは久保田くんの様に適切な距離感を保てるかどうかが肝になると思うのですが……果たしてどうなることやら?
(ごとうあさゆき)
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