リゼロ(Re:ゼロ)/7話でのレムの死因と呪術師の正体 災厄は意外と身近なところに【ネタバレ】
いやぁ、7話は神回でしたね!
筆者は一度視聴したら涙腺は割合落ち着く性質なんですが、何度見てもこみ上げてくるものがありました。
スバルがレムに嗚咽をこぼしながら詰るシーン。ラムの悲痛の叫び。レムとラムが手を握ってくれていたと考える場面。あるいは、スバルが決意を固めて時かけのように駆け抜けたシーン。
どこの場面でほろりときたか、心臓にきたか、顔を背けたくなったか。人それぞれだとは思いますけど、声優さんの力もすごいなとは改めてしみじみ思うところです。(*´ω`)
さて、今回は4周目で犠牲になってしまったレム、それから呪術死についてです。
スバルの死因
レムの死因について語る前に、1周目~3周目のスバルの死因についてのおさらいです。
ロズワール屋敷でのスバルは、1周目が眠ったまま死亡(衰弱死)、2周目は衰弱による吐き気に抗いながらレムのモーニングスターにより殺されました。
「…よしここだ。特にエミリアの部屋がよく見える」
そして食客待遇を求め、山上からの監視に努めた3周目もレムによって追い詰められ、尋問されます。ですが、最終的に命を絶ったのはレムと“同調”できるラムの風魔法でした。いずれにせよ、ロズワール屋敷でのスバルの死因にはレムが深く関わってきます。
レムがスバルを殺そうとする理由
レムがスバルの命を絶とうとするのは、ロズワールが庇護する王選候補者であるエミリアを危険から守るため。(この意味では、監視に努めた3周目のスバルを信用できないと言うのも無理はない話。)
ただしそれはもちろん表の、もといロズワール屋敷の使用人としての理由であって、実際はレム記事でも触れましたが、シスコンという私怨と、スバルから漂う、かつて自分たち鬼の一族を滅ぼしたトラウマ――魔女の匂いが大きな原因です。
そこにくると、レムが100万ボルトな笑顔を見せて、好感度も一番高かったはずの2周目での撲殺が少々不可解になってきますが、それはスバルの衰弱がひどく進んでいて、もう救う手立てが見込めなかったから。いわゆる介錯ですね。
ただ、別に四肢をもいだりするほど撲殺する必要はもちろんなく、回復手段を持つエミリアやロズワールにスバルを診せ、相談することも当然できました。(レムのそうした私怨を捨てれない、使用人としての至らなさを指摘した2周目でのエミリアはその後、ロズワールと決別します。)
「何がそこまでスバルくんに言わせるのか、レムには分かりかねますね」
「姉妹の違いで服選びにどんな個性が出るのかな~って期待してみたり」
「(強い口調で)余計なお世話です」
▲ そんなレムの神経の張り具合、ラムの気遣いは5話の節々で見ることができる
ともあれ、レムは伊達に亜人な鬼の子ではなく、また難攻不落なヒロインではないということですね。(以前も触れた、恋愛ADVのように何周もできるスバルだからこそ、その深い心の傷の存在、精神の未熟さに気付き、結果「攻略」が出来たとも言えます。)
レムに怖さというか、「俺の嫁が…」的な(´・ω・`)な感じになってしまった人は、ほのぼので、レムルートな5話辺り見返してみるといいかもしれませんね。
「そのへん、ラムあたりは上手くやりそうだよな」
「姉様は素敵でしょう」
▲ レムにぴょんと飛ばさせた小さな可愛い演出に製作陣のレムの丁寧な心配りが見られるし、それを真似して転ぶスバルにも二人の未来、似ている後ろ姿の一つの暗示がある。
レムの死因と呪術師の正体
そして4周目(7話)のスバルは、自分を殺した相手がいる恐怖、何をしても殺される結果に陥ると考えた周囲への、特にレムへの昂ぶった猜疑心と疑心暗鬼から引きこもるに至り。ベアトリスの因果干渉系な強力な結界に安堵し、守られながら迎えた5日目、レムが息を引き取ります。
「死因は衰弱死だーね。眠るように命の火を消されてる。魔法より呪術寄りの手法だ」
「(あの呪いはレムだとばっかり…)」
スバルが気付いたように、魔女と衰弱死をもたらした相手は別です。(スバルの心臓を掴んでくる魔女については、もっと長いスパンで、先の物語で展開されていきます。)5周目でのスバルは7話の「絶対に助けてやる」の宣言通り、レムに嫉妬させないよう気を割きつつ交友を温めながら、衰弱死をもたらした呪術師に関する情報を集めていきます。
その結果、「呪術師との接触がなければ呪われない」などの情報収集の成果から、スバルに呪いをかけ、レムにも死に至らせた呪いの主は意外なことに、村にいた子犬だったことが判明します。
もちろん、ただの犬ではなく、魔獣です。魔獣はマナを吸い取る生き物。この場合は、嚙み付かれることで呪われ、衰弱死させるほどマナを吸い取られてしまうというカラクリでした。
描写はないですが、4周目のレムはスバルと同様買出しで村に寄った際、子犬に噛まれたのでしょうね。スバルはこの子犬の出現、もとい嚙み付かれ呪われる被害を、エミリアがフェルトから徽章を盗まれるものと同じ屋敷編での「固定ルート」だと見ました。
言わば2章のボスであるこの犬型の魔獣(web:ジャガーノート、書籍版:ウルガルム)は放っておくと村を壊滅にしかねません。子供は嫌いだと言いながらも、彼らを救うため、そして何より次なるエミリアとの新しい日々を求めてスバルは奮戦します。それはまた、自分の死因に深く関わるロズワール屋敷の番人の殺意から逃れる最善手でもあり、仲間(愛人)フラグでもありました。
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Re:ゼロから始める異世界生活
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