リゼロ(Re:ゼロ)/2期から始まる白鯨討伐戦は多数の新規キャラが活躍する胸熱な英雄譚【ネタバレ】
2016/08/11
「レム、聞いてくれよ~ラムがあ」
「姉さまとスバルくん、随分と仲良しですね」
「あ、いや、別に」
「スバルくん」
「(ギク)はい!」
「随分、仲良しですね」
やばい。モーニングスターが飛んでくる…。(( ;゚Д゚))
「姉さまは見てないで働こうぜ」
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2016/08/11
「レム、聞いてくれよ~ラムがあ」
「姉さまとスバルくん、随分と仲良しですね」
「あ、いや、別に」
「スバルくん」
「(ギク)はい!」
「随分、仲良しですね」
やばい。モーニングスターが飛んでくる…。(( ;゚Д゚))
「姉さまは見てないで働こうぜ」
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Re:ゼロから始まる異世界生活も早くも10話、カウントダウンを迎えています。
毎度のことながら寂しい限りです。が、ここは1話の1時間放映を始め、作画の丁寧さから、声優さんたちの迫力、思い切ってOP・EDのアニメーションをほとんど使わず、本編重視の見応えのある作りにしてくれた製作陣に「よくやった!」と言うべきでしょうね。
▲ 第1巻は6/24発売予定
この特に目立つED・OPアニメーションが少ないという特徴が生かされるのは、DVD/BDがある程度の巻数を発売した時。(あるいは一括放送時。)
区切りがないために物語、もとい“世界線”のズレた展開を追うことに集中できること請け合い、いつの間にか日が落ちていたなんてこともあるかもしれません。それこそ、展開のズレを追うことが本懐の、「タイムリープものらしい楽しみ方」というもの。
▲ EDの代わりに挿入歌の「STRAIGHT BET」を流した珠玉の7話
原作も100万部を突破したようです。おめでとうございます! じゃっっかん伸び悩んだ感があるのは、編集者・製作陣が懸念しカットした、スバルのウザさもとい等身大の人格、ないしはそこから生まれるコミカルな会話劇を始めとしたリゼロ本来の魅力がwebの方に偏ってしまっている現状があるためでしょうか。とかく大作は良くも悪くもくどいものです。なろう作品はセオリー通りにいかないので楽しいですね。
さて、今回も2期についてのお話を…ってもう継続2クールとして決まってるんでしたね。(*´∀`)
リゼロの2期、ではなく2クール目は、12話で展開するという王選編の延長から始まり、スバルたちはエルザやウルガルムと同じく「白鯨」というボスを退治していくことになります。
▲ この白い鯨 スバルの役割は例によって魔女の残り香でのおびき出し
外見通り、この空を遊泳する白い鯨はウルガルム同様魔女の作り出した魔獣で、「噴出される霧に触れたら文字通り消滅する」ため非常に厄介。体長もスバル曰くシロナガスクジラ級であり、皮膚は硬く、やわな攻撃は通りません。
関わった人から記憶をも消し去る消滅の霧によってかつての討伐隊から情報はほとんどもたらされないままに人々の長年の脅威だったこともあり、今回も白鯨の討伐には大掛かりな討伐隊が組まれるわけですが、鬨の声をあげるのはまさかのスバル。(使うはあのミーティア!)しかも討伐の途中、絶望の最中にあった討伐隊に勇気を与えたのも“弱者であるスバル”でした。
いわゆる弱い者が智謀を尽くしてついには周囲から認められることになる最弱系英雄譚ですね!
「あの男を見ろ! あれは武器もなく、非力で、吹けば飛ぶような弱者だ。打ち倒されるところを、私もこの目で見た無力な男だ!」
剣で走る背中――地竜にまたがるスバルを示し、クルシュは声をさらに高く上げる。
「それでどうして、我らが下を向いていられようか。我々の力は弱く、束ねたとて魔獣の喉元に届くかわからない。だとしても、もっとも弱い男が諦めていないのに、どうして我らに膝を折ることが許される!」(第三章59 『絶望に抗う賭け』より)
スバル、レムとラムの三者の奮闘っぷりの真っ只中な今、忘れがちですけど、リゼロの根本も根本は、異世界転送譚というより“エミリアを王にする物語”です。
ただ、エミリアの銀髪+ハーフエルフという容貌は、1話やベアトリスの説明でも触れていましたが、世界を崩壊に導いた嫉妬の魔女サテラと酷似。人々はだからこそハーフエルフを忌むべき存在と蔑視すると同時に恐怖感をも抱いてやみません。
そこにあまり触れていない王都編と屋敷編はそのためにファンからは「導入部」と言われ、エミリアを王にするための根本的な問題点を取り払うべくスバルが動き始めた白鯨編、続くペテルギウス編を含む3章がむしろメインのストーリーであり、スバルの主人公化計画が白熱してもいるため面白いと太鼓判を押されているところでもありますね。
そこにはもちろん、屋敷編で全幅の信頼を寄せることになったレムが、村のヒーローから皆の英雄になっても脱落しない、むしろ率先してついていきイチャラブをする、スバルの嫁の一言なメインヒロインをしている章でもあります。
「俺の命は全部預ける! さあ、逃げまくってやろうぜ!」
「レムの命も、スバルくんのものです。――では、そうしましょう」(第三章57 『白鯨攻略戦』より)
また、王選編・白鯨編は新しいキャラクターが多数登場する章でもあります。
ラムの傲岸不遜な毒舌の形容を軽く飛び越える超お嬢様なプリシラ。プリシラの付き人であり、スバル同様に“転送された”(おそらく日本人)騎士のアルデバランもといアル。
その言動と言えば男勝りを飛び越えてまごうことなき当主な麗人クルシュと、猫耳で実は…な騎士のフェリス。商会主であり関西弁を喋るアナスタシアに、それから元貧民街の盗賊でルグニカ王家の血筋の疑い強いフェルトの4人が、エミリアと王になる者として政治的に戦うことを宣言します。女性キャラが王選の場で高らかに宣言をする一方で、屋敷編で一皮向けたスバルを始めとして、男性キャラ、亜人種たちも忘れてはなりません。
アナスタシアの騎士であるユリウス(もといユーリ(笑)。)、スバルの剣の師である老兵ヴィルヘルム、獣人傭兵団の団長リカード、同じく獣人傭兵団に所属しているモンハンのアイルーのようなミミ、ヘータロー、ティビーの3人(匹?)の魔法使いタイプの猫の獣人。
書籍版にて番外編が発売しているほどなヴィルヘルムのかっこよさがとりわけ目立つところですが、彼らの力一つでも欠ければスバルの白鯨討伐は実現することはなく、彼らの活躍がどう表現されるのか、1クールがまだ終わっていないにしても楽しみでならないところです。
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