クロムクロ/11話感想 戦国の侍vs異星の戦士の肉弾バトル!それにしてもこの研究所、ちょっと警備がザル過ぎます
2016/06/27
虜囚の身ながらも不遜な態度を崩さない男フスナーニ。国連の尋問官も手玉に取るエフィドルグの監察官は警備員を鏖殺、堂々と脱走を謀ります。二人の戦士の死闘が描かれるクロムクロ第十壱話『闇に臥したる真』のレビューです。
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2016/06/27
虜囚の身ながらも不遜な態度を崩さない男フスナーニ。国連の尋問官も手玉に取るエフィドルグの監察官は警備員を鏖殺、堂々と脱走を謀ります。二人の戦士の死闘が描かれるクロムクロ第十壱話『闇に臥したる真』のレビューです。
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前回華麗な脱走を果たしたフスナーニ。運悪く彼とバッタリ出会ってしまった由希奈は連れ攫われてしまいます。
フスナーニは回収したデバイスを使って黒部研内を捜索、どんどん地下へと進んでいきます。
警備員を躊躇いなく殺しまくるフスナーニ。クロムクロの格納庫も通り過ぎ、更に更に地下へと潜ります。どうやら目的地は最下層の発掘現場。
フスナーニ「おぉ…!ようやく見つけたぞ、枢石だ!」
どうやらフスナーニの探し物は発掘されたばかりの枢石だった模様。つまり枢石は1つではなく複数存在し、アメリカから持ち出した枢石もそのうちの1つだったということですね。
全ての欠片が揃うと一体何が出来るのでしょう?
再びクロムクロ格納庫へ戻るフスナーニ。そこで彼は由希奈に絆の再契約を強要します。由希奈はそんな方法知りませんので困り果ててしまいます。これについてはフスナーニも誤算だったに違いありません。
まさかグロングルを運用している連中が細かい操作手順を知らないとは予想だにしていなかったことでしょう。
剣之助「お主は…鷲羽の三番組組頭、斎藤定九郎ではないか?」
フスナーニの前に立ちはだかる剣之介。剣之介はずっと気懸かりだった件をフスナーニにぶつけます。しかしお互い議論は噛み合わず、結局剣と剣で語り合うことに。
今回のアクションは剣之介vsフスナーニの剣戟と同時進行で行われるロボットバトル。しかも今回のメカ戦はクロムクロ抜き、性能的に劣る地球製のガウス2機だけによる超シビアな戦いです。
もっとも対するロングアームも無人、恐らく自動操縦(コンピューター?)です。しかし逆に非人間的な動きをして機動性は大幅に向上、ガウス部隊は勝手が異なるのか苦戦。
乗員がいないからこそ可能な動き、耐G性を考慮しない極端でトリッキーな動きが可能になった、といったところです。まぁ重力制御を可能にしているエフィドルグの技術ですが、パイロット個単位の細かい重力操作は出来ないのかもしれません。
ロングアームはクロムクロに刺された箇所が変色し脚部は動かない模様。どうやらナノマシンが動作不良(死亡信号が機体に残留したまま)なのでしょう。それでも再稼働出来るくらいには自己修復で回復(回路をバイパス?)した、という感じでしょうか。
剣之介とのバトル中のフスナーニにロングアームの操作、あるいは指示を出している様子は見られないので予めコンピューターに指示を出していて、後は自己判断で戦闘しているのだと推測されます。ドラクエの「ガンガンいこうぜ」みたいな感じでしょうか。
フスナーニ「やはり貴様の記憶は改竄されておるようだな」
激しい闘いの末フスナーニを討ち取った剣之介。しかしその表情は晴れません。フスナーニは剣之介の心――雪姫様への忠義に楔を打ち込んだのでした。
闇に臥された真実。果たして一体何が真で何が偽りなのか。フスナーニは死に、彼の遺した言葉だけがしこりとなって皆の心の中にもたらされるのでした。
縁側で考え込む剣之助に由希奈は黒鷲谷登山に誘います。その目的は謎の剣士との再会ですが、残念ながら『秘密基地』を発見することは出来ませんでした。見覚えのある場所はすっかり地形が変わっていたのです。
見晴らしの良い景色の中で休憩を取る二人。由希奈の家出事件からようやく日常に帰って来た感のあるシーンです。
雨降って地固まる、二人の関係も少し良い方に近づいたのかもしれません。
フスナーニ「狼狽え。恐れ。恐怖が貴様の瞳に宿っておる。よいな。よいぞ。俺はそれが人の面持ちの中で一番好きだ」
今回の見所の一つは超ドSに由希奈に迫りまくり精神攻撃を仕掛ける変態どゲス監察官殿の本性です。
由希奈の怯える態度に嗜虐心をそそられてしまったのも無理ありません。が、それにしても全くエフィドルグの方々の紳士性が疑われる由々しき事態ですね。
せっかく丁寧なメール文章で地球の方々への好感度UPを図ったのに、これでは台無しです。
フスナーニの投降は「フフフ…これも全て計画通り…」なのかと考えていましたがどうやら今回の様子を見る限り割と行き当たりばったりだった模様。恐らくクロムクロ捕獲作戦の失敗~自力での帰還困難になったことからのアドリブだったと思われます。
本来はロングアームの自律行動が修復した後合流、自力で母艦に帰投する予定だったのでは無いでしょうか。
たまたまが由希奈を捕えたことで欲目をかいてしまったと。上手く行けばクロムクロを奪い、かつ枢石も回収出来きて超ラッキーなどと考えたのかもしれません。
偶然ですがフスナーニは今回の戦いで剣之介に楔を打ち込むことにも成功しました。それは雪姫様に対する忠義と信頼、そして己の記憶に対する不信と不安。
果たして捏造改竄されているのは剣之介の記憶なのか、それともフスナーニらエフィドルグを名乗る『人類』の記憶なのでしょうか?
次回もまた不穏気なタイトル。そしてどうやらエフィドルグ紅一点の女性幹部がついに動く模様。果たして仮面の下の素顔はどの様な人物なのか?
また女性らしい計画なのか、それともこれまで同様『もののふ』らしい行動で正面から正々堂々戦いを挑むのか? 新たなる展開の予感に次回が楽しみです。
(ごとうあさゆき)
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