クロムクロ/24話感想 勝利の鍵はまさかの由希奈!? 人類の命運を賭けた富山血戦!! しかし驚愕の事実が明らかに!
2016/09/24
エネルギーチャージの完了した枢石が宇宙に放出され超空間ゲート開放まで後僅か。援軍も期待出来ない状況でグラハム少佐率いる地球軍は残存戦力を総動員して最期の血戦に挑みます。
地球の未来を守るこの一戦、あまねく人々が持てる全ての力を振り絞るクロムクロ第二十四話『血戦の黒部ダム』のレビューです。
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2016/09/24
エネルギーチャージの完了した枢石が宇宙に放出され超空間ゲート開放まで後僅か。援軍も期待出来ない状況でグラハム少佐率いる地球軍は残存戦力を総動員して最期の血戦に挑みます。
地球の未来を守るこの一戦、あまねく人々が持てる全ての力を振り絞るクロムクロ第二十四話『血戦の黒部ダム』のレビューです。
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最後の戦いに挑むべく準備を進める地球側。そしてムエッタもまた決意をグラハム少佐に伝えます。
己の本心――『どんな事実でもいい、真実を知りたい』。この想いを貫き通すため、かつての仲間達と戦う決意を。
そしてゼルやソフィーもまたこの戦いに臨む決意を新たにします。そんなソフィーにガウス1を託す少佐。黒部研の本部施設奪回のためには歩兵戦力が重視されます。トムやシェンミィら生身でも戦闘能力の高い人間はそちらに配置したのでしょう。
そしてもう一枚、戦いの切り札をこの時点で少佐は既に用意していました――
人類の未来を賭けて、立山国際高校を出撃する奇襲部隊。国連軍の残存兵力だけでなく、警察や機動隊、自衛隊の残った戦力も全て混成した――まさに人類最後の戦いを挑む決戦です。混成具合がいかにもゲリラ屋っぽくていいですね。
先陣を切って飛び出すクロムクロ。主な役割は敵の注意を惹き付ける囮役です。もちろんエフィドルグ側も陽動は承知。ですが最強戦力がクロムクロである以上、無視は出来ません。
母艦を防衛するのはスパイダー、ブルーバード、ロックヘッドら指揮官機の大型ジオフレーム。そして大量のヘッドレスにカクタス部隊、そして洗脳された黒部研職員です。グロングル3体を相手にする絶対的不利な状況の中、敵の目を惹き付け時間稼ぎを行うクロムクロ。その間にドワーフに護衛された奇襲部隊が研究所に乗り込みます。
ソフィーが騎乗したガウス1がクロウに空輸され黒部に到着。奇襲部隊の直援に回ります。相当数のヘッドレスがまだ残っているのでそちらの掃討。ガウス1を投下したクロウは直ぐ様クロムクロとドッキング。ブルーバードの迎撃に向かいます。
一方メドゥーサことマナタを湖中から召喚し乗り込むムエッタ。ミラーサとの因縁のバトルに突入です。
ヘッドレスの集団に取り囲まれたガウス1、しかしその危機を生存していたセバスチャンが戦列に復帰し回避!大破したガウス2を利用してスパイダーを罠にはめ、その隙を突いたムエッタの一撃がミラーサにトドメを刺します。
空中戦ではブルーバードに一日の長。由希奈操るクロウでは空中制御も思うようにいかず大苦戦。咄嗟にマスドライバーを利用した攻撃を思い付いたソフィーはクロムクロにブルーバードの誘導を指示。
なんとマスドライバーからの人間大砲でガウス1を直接ブルーバードにぶつけるという超荒業の炸裂です。
クロムクロクロウの攻撃でブルーバードも撃墜。ついに残すはイムサ操るロックヘッドのみ。ここに来てレフィル隊長はついに自ら出陣を決意。発進した隊長機は変形、ロックヘッドと合体、オーガ形態となります。
全長48m全幅170mという超巨体。2機分の重力制御で圧倒的なパワーを誇り、攻防一体の4本の巨大な超振動フレキシブルブレードを装備した、まさにラスボスにふさわしい機体です。
オーガと戦うクロムクロクロウ、ガウス1、メデューサですが圧倒的なパワーに防戦一方、ピンチに陥ります。そこへトムが乗り込むナイオンことロングアームが参戦!
まさにこれこそ少佐が残していた切り札でした。ロングアームを活かすため、トムとシェンミィをガウス1の操縦者から外したと思われます。シェンミィはトムにもしものことがあった場合の予備パイロットだったのでしょう。
しかしパワーで圧倒される状況に変わりはありません。苦しい戦いの中、由希奈はある作戦を思い付きます。
それは各機がオーガの4本のブレードをそれぞれ一本ずつ取り抑えるという単純なもの。ガウス1、メデューサ、ロングアームが機体にダメージを喰らいつつもブレードを1本ずつ抑え、クロムクロが残る1本を抑えます。
クロウのアームを利用して超振動スピアの一撃をオーガに叩き込む由希奈。その一撃はまさにグロングル最大の急所であるコクピットを貫きます。腕部や外部兵装を持たず、フレキシブルブレードに攻防の全てを担わせていたオーガの機体コンセプトの隙を突いた見事な作戦です。
敗北を悟ったレフィル隊長はキューブで一人脱出、母艦へと逃走します。その目的は枢の発動を一秒でも早めること。しかしヒドゥンルームに辿り着いたレフィルを待っていたのはゼルの容赦のない一撃でした。ゼルを始めとする地上部隊がいち早く母艦内部を占拠していたのです。
レフィルの正体は薄々想像していましたが、やはりゼルと同種の異星人。洗脳マシンを利用してレフィルを操りゼルは枢を停止、続いてエフィドルグの正体に迫ります。しかしクローン製造されたレフィルは重要な情報を何も知らず、結局エフィドルグの正体については謎のままに終わってしまいます。
しかしそこで洋海がふと尋ねた問い――「もしこのまま枢が開かなかった場合はどうなる?」に対し、レフィルの答えはまさに驚愕する内容でした。「より大規模な矯正艦隊が通常航行にて出発する。到着は224公転周期の後」――
今回の戦いの影のMVPは何と言っても由希奈でしょう。
クロムクロのナビとして剣之介のフォローはもちろん、ゼルがガウス1の移送を完了した後はクロムクロの空戦制御を担当、つまりドッキングも。オーガ決戦では作戦立案に決定打とまさにヒロインの面目躍如、八面六臂の大活躍です。
由希奈「私だって…戦えるんだから!」
ラスボスにトドメを刺す由希奈の決めゼリフ。まさによくぞここまで成長したと言えるでしょう。これまでにも戦術的な才能の片鱗を発揮していましたが、まさか人類を救う勝利の鍵にまでなるとは驚きの一言です。
母艦に突入したものの、クロムクロのコクピットで人を殺した感触に震える由希奈。恐らく超振動スピアでイムサを刺し貫いた時の感触が機体との感覚共有を通じて(あるいはナノマシンを通した神経接続?)同期したのでしょう。
そこはやっぱり普通の女の子。でも今回の活躍はまさに『侍の嫁』の名に恥じぬ物でした。
今回ゲゾンレコ隊を倒し何とか危機を退けることに成功――しかし最後の最後で恐るべき事実が明らかに。それは224年後ゲゾンレコ隊より圧倒的な戦力のエフィドルグ矯正艦隊が地球を襲来するというもの。かなり先の話とはいえ、放置する訳にもいかないでしょう。人類に訪れた未曾有の危機は去った訳ではなく、将来に禍根が先延ばしされただけだったのです。
もちろん人類がこのまま黙って見ている訳では無いでしょう。今回の戦いでエフィドルグ母艦や枢石、グロングルやカクタスなど様々なオーバーテクノロジーを手に入れました。ゼルというこれまで人類史の陰に潜んでいた協力者を得て、これから人類はどう対策をするのか? そして由希奈は剣之介のプロポーズにどう答えるのか?(笑)
残り2話! 次回の展開が非常に楽しみです。
(ごとうあさゆき)
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