鉄血のオルフェンズ/34話感想 ガンダムヴィダール出陣! 激突迫る両陣営、そしてラブコメの波動がフラグ建設猛ラッシュ!?【ネタバレ】
2016/12/10
地球でのアーブラウ争乱の一件を経て、鉄華団とマクギリスとの結びつきはより強固な物となりました。
一つの戦いが終わり新たな戦いを生む。時代に投じられた一石が大きな波紋を呼んでいく機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ第三十四話『ヴィダール立つ』のレビューです。
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2016/12/10
地球でのアーブラウ争乱の一件を経て、鉄華団とマクギリスとの結びつきはより強固な物となりました。
一つの戦いが終わり新たな戦いを生む。時代に投じられた一石が大きな波紋を呼んでいく機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ第三十四話『ヴィダール立つ』のレビューです。
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アリアンロッドとの決戦に向けて着々と戦力拡充を進める鉄華団。地球支部の撤収から、サクラ農園の支援事業からも手を引きます。
新型モビルスーツである獅電の数を揃え、パイロット育成や整備にも余念がありません。生存したランドマンロディにも新たに元ヒューマンデブリ組のチャド・ダンテ・デルマら3人が乗り込むことに。
一方、その頃アリアンロッド艦隊では調整中だったガンダムヴィダ―ルが、遂にロールアウト。ラスタルによってコロニー反乱鎮圧に駆り出されます。
オルガは石動と行動を共にし、着々と火星における足場固めを図ります。
ギャラルホルンという大きな保守勢力を二部する巨大な武力抗争。そこに様々な男達の思惑――野望が渦を巻きます。果たして勝利と栄光の美酒を手にするのは一体誰になるのでしょうか?
いよいよ待ちに待った出番。その圧倒的な性能で鮮烈なデビュー戦を飾った謎の仮面の男ヴィダールと新たなガンダム。
謎の仮面の男が乗り込むそのMSヴィダールは、ガンダムフレームをベースに独自の改造が施されています。
武装はライフル1丁とフロントスカート内に収納可能なハンドガン2丁。レイピア状の実体サーベルを2本、あと爪先と踵部分に内蔵型のブレードを装備しています。
また両腰のスカートバインダー内にはサーベルの刀身が片方3本ずつ収納されており、柄をバインダーに差し込むことで刀身を換装することが可能です。丁度進撃の巨人に登場するスナップブレードの刀身換装に近いですね。
この機能によりガンダムウィダールは非常に高い継戦能力を備えています。この辺りは高い実戦経験、多くの戦訓を元に考案された装備と言えるでしょう。
なお、公式の設定では『アリアンロッド艦隊で長期間整備、調整が行われていた機体。機体の存在、特にシステム周りは最重要機密とされ、その詳細は艦隊でもラスタルら限られた人物しか知らない。』――とあります。
圧倒的な機動性、運動能力から見てもその特異性はハッキリ分かります。まるで阿頼耶識を搭載しているかの様な、滑らかな動きで華麗に敵を仕留めます。
特に敵船集団からのミサイル飽和攻撃を2丁拳銃の射撃で全弾撃ち落とすくらいお茶の子さいさいの超精密射撃は圧巻です。その機体の正確な正体は不明ですが、一部の商材で既にガンダムフレームの形式番号が明らかになっています。
『ASW-G-66』――かつてガエリオが搭乗していたボードウィン家保有のガンダムキマリスと全く同じ形式番号なのです。
今後マクギリスや鉄華団と交戦すればリアクターの持つエイハブリウェーブの固有周波数でその正体が明らかになるでしょう。しかし大型バックパックを搭載していることから見て、もう一基エイハブリアクターを搭載している可能性も? その場合固有周波数を偽装しているかもしれませんね。さてどうなるでしょうか?
なお気になるガンダムヴィダールの『特殊なシステム』ですが、戦闘の傾向として非常に足癖が悪いのが特徴――まるで1期のグレイスアインと同じく蹴り技を多用しています。やはりこのMSは2人で一つの機体、ということなのでしょうか。
鉄華団オルガとマクギリスの密約をテイワズの幹部会に報告する名瀬。幹部の一部はギャラルホルンの内輪揉めに巻き込まれる可能性を恐れ、またジャスレイ・ドノミコルスは面子の問題を口にします。
独断専行で突っ走る鉄華団ですが、実のところそれはそれでマクマードやノブリスが望んでいる展開。もちろんマクマードもそのことを口に出したりはしませんが。彼が擁護すれば擁護するほど、組織内での僻みや嫉みは大きくなることが分かっているからでしょう。
ジャスレイ「オヤジ、俺は俺でテイワズのために動きますよ」
マクマード「ああ、どう転んでもいいよう、打てる手は打っておいてくれ。今まで通りな」
ギャラルホルンの抗争がどちらに転んでもテイワズの利益になるよう独自に行動を起こすことをマクマードに宣言するジャスレイ。
大手を振って鉄華団(と名瀬)潰しが可能になってウキウキ気分で幹部会を後にします。
アミダ「ここからは背中にも気をつけないとね」
名瀬「ああ。テイワズの幹部連中の考えは1つじゃねぇ。何か仕掛けて来ると思っておいた方がいい」
ジャスレイがラスタル側に接触するのは予想出来ますが果たしてそれで終わるのか?
ジャスレイの欲望にラスタルが火を点けた場合、ジャスレイがテイワズNo.2の地位に甘んじていられるでしょうか…しかも相手方(鉄華団)が得られる報酬は『火星の全権』という地位と名誉と財産の総取りです。
いよいよ第3クール終盤に向けて、各陣営の人間模様が一気に動き始めました。
今回まさかのおやっさんとメリビットの交際が発覚。チャドじゃなくても「ええええぇっ!?」となるところでしょう(笑)
こちらは安定してフラグを積み立てるアトラ☓クーデリア☓三日月組。送迎を「アトラが来るからいらないよ」と言い切ったり、三日月の夢である農園をクーデリアが一時預かり、戦いが終わったら返す…など、建築は続いています。
アリアンロッド決戦篇ではクーデリアの出番は無さそうですし、しばらく登場頻度はまた減っちゃいそうですね。
ジュリエッタ「復讐とは本来黒く汚らわしい感情のはずです。ですがあなたの太刀筋はとても復讐を起因としているとは思えませんでした…強く、とても美しい…」
ガンダムヴィダールの華麗な戦いに見惚れるジュリエッタ嬢。意外なところで相関感情が生まれたっぽいです。この先の戦いでヴィダールとジュリエッタの関係がどう変化するのかも気になります。仮面の下の正体、彼女メッチャ気にしそうですし(笑)
2期初登場のアルミリアは部屋着の姿で愛するマッキーとイチャラブリラックス。あまりにも無防備過ぎて犯罪臭がしてしまうのは気のせいではありませんよね(笑)
マッキー「アグニカは実現しようとしていた。人が生まれや育ちに関係なく、等しく競い合い望むべきものを手に入れる世界を」
ギャラルホルン創始者アグニカ・カイエルの理想を語るマクギリス。その彼の理想とする人が人らしく生きられる、自由で平等な社会建設に賛同するアルミリア。
実はマクギリスはひたすら純粋な人なのかもしれません――手段を選ばない非情さを持ってはいますが。それを見せるのは唯一アルミリアの前でだけ……
互いに力を溜め激突の時を待つ両陣営。一体どの様な形で戦端が開かれるのか。そして戦いの結果、誰の野望がどの様な形で成就するのか…戦いの趨勢もさることながら、結果の先に訪れるものも気になるところです。
(ごとうあさゆき)
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