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鉄血のオルフェンズ/35話感想 まさかの厄祭戦再び!? ダメダメな貴公子様がもたらした災厄

      2016/12/21

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人類の武力を統括管理するギャラルホルンは遂にマクギリス率いる地球側とラスタル率いる月側とで内部分裂、表面的には未だ顕在化してはいませんが、武力抗争の一歩手前の状態まで状況は悪化しています。

鉄華団がマクギリス側と密約したことで圏外圏を支配するテイワズの内部にもその影響が。味方の中にも敵、敵の敵は味方、誰が敵で誰が味方か――謀略渦巻く宇宙に、来るべきその日のために武力を整える鉄華団が突っ走る機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ第三十五話『目覚めし厄祭』のレビューです。

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謀略の宇宙。敵も味方も裏で蠢き、情勢はますます加速!

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鉄華団が管理するハーフメタル採掘場から発見された巨大な物体。オルガから連絡を受けたマクギリスは物体の正体に気付き火星を秘密裏に訪問することを決断します。

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この大事な時期に往復1ヶ月半も地球を空けるという決断。しかしそれほどまでに鉄華団の発見した『モノ』は重要、かつ今後の戦略に大きな影響を与える代物だったのです。

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同じ頃、マクギリス派と手を結んだ鉄華団(というか名瀬)を快く思わないテイワズの一派は密かに企んでいました。その代表はテイワズ専務のジャスレイ・ドノミコルス。マクギリスと鉄華団の動きは彼の手を経てラスタルの下へもたらされます。

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マクギリスと同じ情報を見て、ラスタルも火星から発掘された物――それが厄祭戦の主役の一人モビルアーマーであることに気付きます。

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ヴィダール「もしファリド公が七星勲章を手に入れれば、300年ぶりに席次が変わる可能性が出て来る…」
ラスタル「300年目の七星勲章と戦後体制の破壊。それがヤツの言う変革か」

猜疑が疑心を生み、相手の企てをより大きく見せてしまう――あらゆる事象がマクギリスの企てのピース…そう考えてしまうラスタル側。随分とマクギリスを過大評価し過ぎています。

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マクギリス「やはり彼らは持っているのだ。あの時代の風を…もう一度吹かせるという宿命を」

火星に一路向かうマクギリス。そしてそれを追うイオクが指揮を取るアリアンロッド分艦隊。

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ラスタル「ジャスレイ・ドノミコルス…覚えておこう」

そして今回の情報源となったことでラスタルとジャスレイの間に予想通り繋がりが生まれました。この事案が今後どういう風に転がっていくのか。非常に気になるところです。

なお今回ジュリエッタはイオクのお目付けには行かない模様。

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やはりその頃歳星の整備工場では完成した新ガンダムの搬送準備が行われていました。なおガンダムフラウロスはピンクの塗装が施されており、ガンダムフラウロス(流星号)という名前に。

整備長とエーコはフラウロスと一緒に運んできたモビルワーカーもどきを解析するため起動準備をするのでした――

ボンボン貴公子イオク・クジャンの華麗なるダメ活躍

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イオク・クジャン。ギャラルホルンのトップを仕切るセブンスターズの一員、クジャン家の現当主でアリアンロッド第二艦隊の指揮官を務める若きエリート。

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とはいえ、現実にはほぼお飾りの貴公子様。神輿に担ぐには軽い方が良いという典型的なタイプのお坊ちゃま司令官です。

クジャン家の家訓を守り、自ら前線に出ることを好み、長距離支援仕様のレギンレイズに搭乗し戦う…ものの、実際にMSパイロットとしての力量は2流以下です。一応本職の軍人ですが、コロニーの活動家が乗り込むMSとどっこいどっこい。

射撃の腕も三日月曰く「避けた方が当たりそう」とのこと。

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イオク「モビルアーマー?」
ラスタル「かつて厄祭戦を引き起こした巨大兵器だ」
イオク「厄祭戦を!?」
ジュリエッタ「何を驚いているのですか。ギャラルホルの兵士たるもの知っていて当然の知識ですが」

1期のボンボンの頃のガエリオとカルタ・イシューの悪い部分を足して2で割ったのをさらに水で薄めたような性格です。お坊ちゃま気質丸出しの上、知見にも乏しい様子で、度々庶民出身のジュリエッタにたしなめられるほどです(笑)

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今回は俄然張り切ってマクギリスを追い詰めようとしますが、逆にMSに乗って現れたため、そのエイハブリアクターに反応、休眠状態だったMAを起こしてしまい…!?

まさに軽挙妄動の四字熟語がピッタリ似合う、頑張る無能というダメダメなポジションの貴公子様ですね(笑)

厄祭再び!? 目覚める天使の名を持つMA、その名はハシュマル

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火星に到着したマクギリスはオルガ達鉄華団の面々と合流。早速発掘現場である採掘所に向かいます。

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この時点ではまだマクギリスの中では発掘されたモビルアーマーをどう扱うか、どう政治的に利用するのかまだ決めかねている様にも見受けられます。あるいはそれを判断するために、実際に自分の目で見て確認をしてたかったのかもしれません。

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三日月「何?あれ」
オルガ「なんだ、ありゃ?」

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イオク「動くなマクギリス・ファリド!」
マクギリス「クジャン公! 私に何の用だ?」
イオク「貴公に謀反の気ありと情報を受け、こうして火星まで追ってきたのだ!」

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イオク「マクギリス・ファリド、覚悟!」
マクギリス「よせ、イオク!」

疑心が相手の企てを大きく見せ、勘違いがさらなる勘違いを呼んで戦端を開かせる――まさに想定外の展開です。

そして迂闊なイオクくんの踏み出したその一歩が、眠れる天使を目覚めさせてしまいます。

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イオクの軽挙妄動によって天使の名を持つMAが目覚めます。その体躯はまさに巨大――大地を砕き地上に現れたのは戦艦並みの大きさの鋼の巨神でした。

凄まじい閃光――恐らくビーム兵器でしょうが、これまで鉄オルの世界に無い技術、兵器を搭載した無人兵器の登場に、今後の展開が読めなくなってきました。

気になるのはいくらイオクが勉強不足のお坊ちゃまくんとはいえ、ラスタルは警告の一つもしなかったのでしょうか? マクギリスと同レベルの情報位(MSで近づいてはダメとか)は知っていても不思議では無いと思うのですが。あるいは、もしかしてワザと伝えなかった…?今回の任務に限ってジュリエッタを外すのも微妙に不可解ですし。ラスタルはラスタルで何かを企んでおり、イオクを贄として差し出したのかもしれません……

急展開の火星。天使が目覚め悪魔が降臨する――この戦いの勝者がもたらす未来が楽しみです。天使の目覚めに三日月の右目が反応…?やはりあれはバルバトスだったのでしょうか。

(ごとうあさゆき)

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