謎のアプリ／バッドランド(BAD LAND)をやってみた①　え、イライラ棒？

2015/07/15 2015/08/02

Google Playの情報ページに画像でアクションゲームということは理解。逆にそれ以外はよく分からず。雰囲気があるなぁ、ということでウィッシュリストに置いておいたアプリゲームでした。

なんでも、「ゲームコネクションヨーロッパ2012」という賞にてベストプロジェクトアワードを受賞した作品なんだとか。他にも様々な受賞暦があり、あちらでは有名なゲーム作品のようです。

それは森の中での危険な出来事

起動してみると、雰囲気ゲーということで、スタート画面からすでに念入りに作り込まれた世界観が披露されます。ミヒャエルエンデや酒井駒子など、外国の絵本作家の世界を彷彿とさせます。

結構怖いのかな？ぶら下がってるウサギにじゃっかん気おくれするも、よく見たら、「愚者」のように片足で垂れ下がっているだけの模様。それでもどこか不気味でざわざわするような独特の雰囲気に呑まれそうになります。

タップすると、朝日か夕日かが射しこみ、睡蓮も咲いていて綺麗だけど、うねった大樹や未知な植物なども生息していて幻想的でもある森の中の風景へと一変。
その景色とはちょっとそぐわない巨大なスピーカーのような排出口から、ガラクタのようなものが吐き出されました。

そして出てきた、転がっている小さなこの子。おそらくこの子が動かすキャラだというくらいは理解していますが、思っていたよりもかなり小さいです。

とりあえずタップしてみると、小さな羽のようなものを羽ばたかせて、ぐぐぐっと上にあがり、離すと落ちます。木や木の枝に落ちたんでしょうけど、「ガスッ」と結構大きな音。(´・ω・｀)

タップし続けてみると、

天井にぴったりくっついてしまいました。

どうも、こういう風に、タップして、離して、タップして離しての繰り返しの上下移動を駆使して進むようです。それにしても、まっくろくろすけのいる場所は常に影が射していて暗がりです。

基本的にこの子、「まっくろくろすけ」は、上下移動の際は前傾姿勢になるため、緩やかですが、前へ前へと進むようで、上下移動で障害物などを越えたり利用したりしながら、ゴールを目指すというサイドスクロールゲームらしいです。

画面はまっくろくろすけの速さに応じてスクロールの速さも比例してあがっていくのですが、まっくろくろすけが画面からフェードアウトしてしまうと、ダメ。やり直しになります。

緩急がとても大事。イライラ棒を思い出します。（笑）

一見するとこの動作はかなりシンプル。ですが、このシンプルな動作／発想一つだけを駆使してゲームを一つ作り上げようと思うこと、どこか不気味だけど美しい森のグラフィックもそうですし、なかなかできることではありません。製作チームのFrogmindはBADLANDというゲームの住民であることは間違いないでしょうね。

フリーゲームの「ib」やアプリゲームの「リーパー」など、少し色合いが違うけどPS2用ゲームの「犬神」など、時々こんな雰囲気ゲームが大ヒットしますね。

その２　こちら「マリモクローン？」