鉄血のオルフェンズ/39話感想 イオク様立つ!お陰でテイワズは内部分裂!? 動き始める新たな時代の風はどこへ向かう?
2017/02/01
復活したモビルアーマーとの激戦から時は経ち、一見落ち着いた様に見える火星と地球、月や木星ら各経済圏――しかしその火種は陰で燻り続けていました。
男達の野望がついに動き始める機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ第三十九話『助言』のレビューです。
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2017/02/01
復活したモビルアーマーとの激戦から時は経ち、一見落ち着いた様に見える火星と地球、月や木星ら各経済圏――しかしその火種は陰で燻り続けていました。
男達の野望がついに動き始める機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ第三十九話『助言』のレビューです。
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鉄華団に出向していたアジーやラフタらタービンズの面々の作業がついに終了。火星を離れる時が来ました。
ラフタ「そういう問題じゃないの! もう部下もいるんだし無茶し過ぎないでよね!」
昭宏「まあお前もいなくなるしな…今まで本気で俺の背中を任せられると思えたのは三日月とお前だけだった。確かに少し考えないとだな」
思いがけない昭宏のセリフに思わず固まるラフタ嬢。昭宏との別れを惜しむ姿は完全に乙女モードです。
一方その頃テイワズ若頭のジャスレイ・ドノミコルスが新たな動きを画策していました。
イオク「もういい!頼りにした私がバカだった!」
ジャスレイ『勘違いなさらないでください。私はより効果的な方法があると申し上げたいだけですよ』
ジャスレイがつるむ相手はアリアンロッドのイオク・クジャン公。MA騒動の失地挽回、ラスタルへの信頼回復が目的だったはずのイオク様、いつの間にやら鉄華団に対する復讐が主目的になってます。
どうやらジャスレイに上手く吹き込まれ、丸め込まれてしまった模様。元々は頭角を現してきたマクギリスに対抗するのが目的だったはず…完全に目的も手段も変わっています。すっかりジャスレイに操られるイオク様。軽い神輿は動かし易くていいですね。
ジャスレイはイオクの恨みの矛先をマクギリスから鉄華団に、鉄華団からタービンズへと向けさせることに成功。イオクの権力を使ってギャラルホルン(アリアンロッド艦隊)を動かすという策を展開。老練で狡猾な、名瀬を陥れるために用意した策謀です。
成長著しい鉄華団のことは目の上のタンコブではあるものの、彼に取って一番の目障りはあくまでも名瀬本人。過去の回想でも早い段階で反目しあっていましたのでやはり反りが合わなかったということでしょう。
鉄華団がどれだけ強くても所詮は鉄砲玉。ジャスレイから見れば所詮は名瀬の生意気な舎弟に過ぎません。しかしどうにもジャスレイは鉄華団の戦闘力や行動力をやや過小評価し過ぎる印象です。その点で墓穴を掘るのでしょうか…?
マクギリス「イオク・クジャンがタービンズの一斉取締りを?」
そしてアリアンロッドの動きを察知したマクギリスもいよいよ行動を起こします。
ヴィダールの存在からラスタルに自分がこれまで陰でしてきたことをある程度察知されていると認識。しかしそれでも彼の魂――本心までは理解出来まいと絶対の自信を示すマクギリス。
恐らくモンタークとしての彼のもうひとつの顔に秘密が?そして同志と呼ぶ彼の仲間達の存在――いよいよ本格的にマクギリスが動き出し、物語は終幕に向けて加速を始めます。
今回は名瀬とアミダのの追想――タービンズ立志伝回想録が話の軸。それに加え多くの色恋沙汰が話に彩りを添えました。
若い頃の名瀬とアミダ。姐さん超美人!(今も美女ですが)
昭宏とラフタの純情恋模様。その明け透けな外見とはうって変わって実は意外にも純情可憐で乙女チックなラフタです。昭宏も握手を求められて慌てて手汗を拭うなど、ウブな描写が二人らしくていいですね。
こちらは抜群の安定感を醸し出す三日月とアトラ。この二人の関係性はどことなく熟練夫婦のそれっぽいです。阿吽の呼吸ですしね。
バルバトスに接続していれば普通の人間と変わらない行動が可能な三日月。本心では心配していても一言も表に出さないアトラちゃんがいじらしいです。
アトラ「お互いに三日月をつなぎ止めましょう! どちらが三日月をつなぎ止めても恨みっこなしってことで!」
クーデリア「ええ…えっ!? えぇ~!?」
回想に登場したクーデリア。実は38話のアトラの爆弾発言には続きがありました。どちらが先に三日月の子供を生んでも恨みっこなし…暴走アトラさんの発言に戸惑うばかりのクーデリア。
アトラ「お預けです」
三日月「届かない」
アトラ「お預け」
三日月「と~ど~か~な~い~」
ハッシュ「…何遊んでるんですか」
三日月のデリカシーの無い発言におかんむりになるアトラさんも可愛いです(笑)
恋とはちょっと違いますがラスタルへの強い思慕の情から一刻も早く『力』を手に入れようとイオクのタービンズ包囲網作戦に参加を志願するジュリエッタ。
新たな試作モビルスーツがどんなシステムを搭載しているのか気になるところです。MAを圧倒するガンダムフレームに対抗しうる力なのでしょうか。
三日月達が歳星に到着、マクマードと会見しているタイミングでイオク様のタービンズ包囲網作戦が露見します。それは御禁制の兵器――ダインスレイブのレールガンをタービンズが密輸していた、という理由でした。
恐らくはイオク様が本部の4番倉庫から持ち出した封印兵器――つまり今回の件は自作自演のマッチポンプ。多分これもジャスレイの入れ知恵でしょう。イオク様は「これが政治だ」と嘯いていましたが、完全に踊らされています。バレたらアリアンロッドの名に大きな傷が。そしてマクギリスはもう気付いてます。クジャン家に仕える皆さんは大変ですね……
ラスタル「クジャン家の人間達は彼のためなら命を投げ出す。それは当主への忠誠というだけではない。奴の率直さと熱意には人を動かす力があるのだ」
ラスタルはどうにもイオクのことを過大評価しているきらいがあります。というかイオク自身は評価してないがセブンスターズを担うクジャン家は見捨てられない、そんな縛りといった感じでしょうか。それがラスタル公の限界なのかもしれません。
失踪した名瀬に連絡を取るオルガ。しかしオルガの協力の申し出を名瀬はきっぱり断ります。タービンズは独力で自分達を裏切ったジャスレイやアリアンロッドへの戦いを挑む模様――果たして彼らの運命は!?
そして残されたマクマードの決断もまた気になるところです。ちょっと調べればジャスレイの裏切りはすぐに露見するでしょう。果たして身内を売ったジャスレイをマクマードがどうするか?
バルバトスが大破したままですので三日月の参戦は無いでしょう。オルガも名瀬自身から釘を刺されましたし、タービンズの窮地を救うのは一体誰なのか?もしかするとマクギリスの一派…?
最終シーズン開幕早々、紛争を巻き起きた鉄オルワールド。小さな男の欲望がより大きな戦いを呼び起こし、さらなる野望が加速する――果たしてこの戦いを生き残るのは誰か? 戦いの果てにどんな世界が訪れるのか――非常に楽しみです。
(ごとうあさゆき)
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