幼女戦記/3話感想 ょぅι゛ょ生活は大変。前線が死線なら後方も死線。全ては存在Xの望んだ通り?
2017/02/03
異世界である『帝国』に転生を果たしたターニャは敗戦を突き進む祖国の貧しい孤児院で育ち、極貧の生活から脱け出するため軍人として生きる道を自ら選びます。
初陣を何とか生き延びた彼女に押し寄せる試練の嵐――『ようじょ』となった『彼』と存在Xの再会が描かれる幼女戦記第三話『神がそれを望まれる』のレビューです。
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2017/02/03
異世界である『帝国』に転生を果たしたターニャは敗戦を突き進む祖国の貧しい孤児院で育ち、極貧の生活から脱け出するため軍人として生きる道を自ら選びます。
初陣を何とか生き延びた彼女に押し寄せる試練の嵐――『ようじょ』となった『彼』と存在Xの再会が描かれる幼女戦記第三話『神がそれを望まれる』のレビューです。
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▲第3話予告
協商連合軍との初戦闘から数週間後。戦功を称えられ戦傷も癒えたターニャは、極めて優秀な魔導士官として認められ、幼いながらも帝都の戦技教導隊に配属されることになりました。
切望していた安全な後方勤務の切符の手に入れたターニャ。心の内では喜びを爆発させながらも、表向きは謙遜な態度で上官に謙虚さをアピール。見事な処世術で事を運びます。
無事後方勤務地である教導隊に転属したターニャ。しかし配属先で待っていたのは、危険で過酷な任務――新型演算宝珠のテスト要員でした。
検証を任された試作機『95式宝珠』は極めてピーキーで不安定な性能、テストは失敗ばかり。その上主任技師であるシューゲル博士は開発のためならどんな犠牲も厭わない人物――つまりはマッドサイエンティストだったのです。
試作機の開発中止、テスト中止を訴えるターニャの進言にも全く耳を貸さない博士は魔導師の安全性を顧みない実験を強行、身の危険を感じたターニャはついに技術局上層部に開発中止の上申書と転属願を提出するに至ります。
ターニャ「…やはり主体的な行動あるのみだな。形而上の存在にすがるなど、所詮は無能のやることだ。数日後には帝都でコーヒー片手に出世コースか~」
ターニャの転属願は無事受理され、上申書を聞き届けた技術局は95式宝珠の開発資金援助を打ち切ることに。全てはターニャの目論んだ通りにことが運び、ターニャさんもご満悦です。
ところがその瞬間、ターニャは再びあの時間停止状態を体感します。
存在X――自らを創造神と名乗る、自分をターニャとしてこの世界に転生させたあの存在との再会。果たしてその正体は神か悪魔か、はたまたそれとは異なる超越種か――10年ぶりに自分の前に姿を現した存在X。彼(?)との再会にターニャの心は打ち震えるのでした。
今回存在Xの奇跡によって誕生した95式宝珠。まさにターニャのためだけに生み出された奇跡――神の御業を世に知らしめるためのアイテムです。
しかし存在Xは己の突発的なひらめき(気まぐれ?)を優先した結果、一人のマッドサイエンティスト(無神論者)を見事神の信徒へと転向させることに成功してしまいます。ぶっちゃけ、同様の精神操作や天啓を与えるなどすれば、ターニャの中の人にも信仰心を芽生えさせることは容易かったと思うのですが(笑)
どうにも存在Xはターニャをサンプルの様に扱い、実験の経過観察を行なってるみたいですね。
しかも95式宝珠には使用のためには神に祈りを捧げなければならない――苦境に追いやられている祖国友軍を救い、そして己の命や地位を維持するためにその力を使わざるを得ない状況にターニャは追い込まれていきます。あるいはこれも存在Xの思惑のレールの上なのかもしれません。
奇跡の宝珠の使えばターニャは神を称える――精神を蝕まれるというリスク。呪われていると分かっていながらも使わざるを得ない。95式宝珠を使うこと自体がターニャの負けを認めるという行動な訳で。
ターニャ「あ…悪質過ぎるマッチポンプ!どこまでクソッタレなんだ?」
本人的にはリコールやクーリングオフで突き返してやりたいところでしょうね。
実際はターニャの内面、プライドや尊厳の問題なので物理的な被害がある訳ではありません。欠点は他の誰にも理解出来ないのですが……しかもターニャ以外使用出来ないので優秀な兵器を遊ばせておく訳にもいかず、と。さすがは存在Xなかなかにしたたかです。
ターニャ「…神の奇跡は偉大なり。主を讃えよ。その誉れ高き名を――私は何を…?まさか祈りを捧げた?アレに!?」
ターニャの中の人がもっと冷静であったのなら、信仰心が芽生えたフリをして存在Xの歓心を買って処世術を大いに発揮するなどしたのかもしれません。もちろん存在Xが心の中を読めたらアウトなんですけど。
そういった意味では存在Xが何のために「実験じみた観察してみた」を行っているのか不思議です。単なる気まぐれなのか、あるいは何か理由があるのか。ターニャの中の人が70億人いる現代人類からサンプルに選ばれたのはただの偶然なのか、それとも何らかの、何か特別な理由があるのでしょうか?
過去の回想が終わり、舞台は再び共和国との対峙が続くライン戦線に戻ります。主力本隊の到着により戦線も落ち着き、ようやく部隊の再編成が行われます。
抜群の戦績を認められたターニャは中尉へ昇進、そして軍大学への入学を許可されます。念願の後方――内地への配置転換、そしてエリートコースへの道が開かれます。
ターニャ「シュワルコフ中尉に取り次いでもらい将校過程に推薦しておいた。支度が整い次第、帝都へ戻れ」
ヴィーシャ「少尉! あの…その配属先、砲弾で吹っ飛んだりしませんよね?」
ターニャ「は…?」
今回の戦いで唯一生き残った部下ヴィーシャにも自分と同じ安全な後方で行われる将校課程への推薦状を手渡すターニャ。部下への配慮を見せることで自分への評価点も稼げるとは言ってますが――なんだかんだとヴィーシャ伍長のことを可愛がってる様子が垣間見えます(笑)
▲ミニドラマ『ようじょしぇんき#2』2017/01/30 18:00まで
ターニャ「(貴官は中尉に昇進、軍大学へ入学すべし…主観記憶にある限り、2度目の大学生活か~ まさか後方で安全に学問ができるとは…)」
ライン戦線を離れ、軍大学入学のために帝都に向かうターニャ。しかし同じ頃帝国軍参謀本部では劣勢の戦況を挽回すべく軍の組織改革と変化する戦局に臨機応変に対応出来る即応部隊の新編成案が飛び出していました。
そしてそこにはターニャ中尉の名前も…?
待ち受ける夢と希望に満ちたキャンパスライフ。果たして人生(?)2度目の大学生活をターニャはどう過ごすのか?はたまた存在Xの横槍が再び入るのか?次回の展開が楽しみです。
(ごとうあさゆき)
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