幼女戦記/6話感想 ょぅι゛ょ様は煙草がお嫌い? 懐かしの北の地を血で赤く染める『ラインの悪魔』
2017/03/05
帝国軍参謀本部直下の特務部隊、第203航空魔導大隊の発足と同時にその大隊長に就任したターニャ・デグレチャフ少佐。大隊の初任務は南方の地――ダキア大公国の国境侵攻を阻止するというものでした。
その圧倒的な火力で敵国を蹂躙した精鋭部隊が次なる任地へ向かう幼女戦記第陸話『狂気の幕開け』のレビューです。
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2017/03/05
帝国軍参謀本部直下の特務部隊、第203航空魔導大隊の発足と同時にその大隊長に就任したターニャ・デグレチャフ少佐。大隊の初任務は南方の地――ダキア大公国の国境侵攻を阻止するというものでした。
その圧倒的な火力で敵国を蹂躙した精鋭部隊が次なる任地へ向かう幼女戦記第陸話『狂気の幕開け』のレビューです。
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▲公式サイト #6次回予告より
帝国軍はその圧倒的な軍事力と制空能力により前時代的なダキア大公国軍に圧勝します。もちろんそれにはターニャ率いる第203航空魔導大隊の活躍が大きいのですが。
初陣で見事な戦功を挙げた203大隊ですが、帝国は未だ北方の協商連合軍、および西方の共和国軍との戦闘が継続中――この2つの戦線を抱え込んでいることが帝国にとって大きな負担であることに変わりありません。
そうした状況の中、参謀本部作戦局のルーデルドルフは共和国より国力に劣る協商連合から叩く作戦を立案。実務担当のゼートゥーアが兵站状況の不安から攻勢計画に難色を示す中、ルーデルドルフはターニャの203大隊を北方に送り込むことで状況の打開を図ります。
これぞまさに即応部隊のお役目です。
オルヴァ「朗報だぞ諸君。付け焼刃ではあるが同盟国と連携が始まった」
その頃、帝国を敵対視する周辺の列強諸国は協商連合に対する援助を密かに開始。続々と義勇兵や武器を送り込み、状況はついに世界大戦の様相を呈してきます。
ターニャ「中央軍が抜けたとはいえ国力差からして協商連合軍には勝利していて当然、本来決着がついておらねばならん…つまり誰かが余計なお節介をしているということだ」
ヴィーシャ「他の列強諸国が介入を?」
他国の介入を感じ取るターニャ。そして、同時にまた自分の『知っている』歴史の進行速度よりも状況の展開が早いことから、存在Xの介入を危惧します――
やがて帝国北部に協商連合の大攻勢が開始。帝国軍の兵站中央基地が強襲される事態になります。ここが落ちれば帝国軍は冬を越せなくなり、撤退せざるを得ません。
死守を言明される防衛隊ですが、敵は協商連合だけでなく、義勇軍の皮を被った共和国軍も混じっています。特徴ある鳥型の魔導器を使っているのですから隠すつもりも無いんでしょう。一発で身バレしてしまいそうなものですが。
大隊長が負傷し航空魔導師の数も劣勢。敵援軍に本命の爆撃機まで到着し、まさに絶体絶命の基地防衛隊。そこに基地からの無線連絡が入ります。
通信『ヴァイパー大隊、ただちに後退せよ!後退せよ!中央からの援軍だ!大隊規模でエリアB-3より急行中。コールサインはピクシー。喜べ、指揮官はネームドだぞ!』
『ネームド』とは即ち字名(あざな)持ちという意味です。つまり異名のことですね。『疾風の~』とか『赤い彗星』とか敵味方が畏怖と賞賛を込めて命名するものです。ちなみにターニャの場合は味方からは『白銀』、敵からは『ラインの悪魔』と呼ばれています。
基地上空防衛を交代する203大隊。早速3中隊が敵航空魔導部隊と交戦、ターニャ率いる第1中隊は接近する爆撃機とそれを直援する航空魔導部隊の迎撃に向かいます。
たった一人で高度9000フィートを駆け登り、次々と爆撃機を撃墜するターニャ。マルチサイトロックオンで複数の爆撃機を捉えると、たった一発で爆撃機を撃ち落としてしまいます。
分裂弾+誘導弾+貫通効果を持った強力な対航空機用の魔法弾。爆裂魔法で空間を破壊するより、こちらの方がかなり効率は良さそうですね。
撃墜した爆撃機の搭乗員を捕虜にして情報を聞き出そうとするターニャでしたが、高度9000から墜落しては助かる可能性などほとんどありません。
ところが捜索中、突然周囲の時間が停止する『あの現象』が発生――ターニャは存在Xとの3度目の邂逅を果たします。
しかも存在Xの口から語られたのは『世界大戦』の開幕でした。やはり存在Xは何かしらの実験をしているのでしょうか。
▲Pixiv saraki様
いよいよ各国が動き出し、混迷を極める欧州大戦。共和国と連合王国の裏介入で協商連合は大幅に戦力がアップしています。
この状況に果たしてルーデルドルフ准将の考えた策とはどのようなものでしょうか。また存在Xが介入したこの状況をターニャがどう撥ね退けるのか気になるところですね。
最前線に諜報部隊を送り込み、帝国の機密部隊である203大隊の情報をかき集める共和国軍。同時に「ラインの悪魔」と呼ばれている存在のことも色々嗅ぎ回っているみたいです。ターニャはそんな共和国諜報部隊のアジトを超遠距離爆裂魔法射撃で粉砕します。
通信の高度暗号化も含めて敵国に情報を出来るだけ漏らさないとしている203大隊。5話でも情報や制空権の重要度を理解していたところからみるに、もしかするとターニャはかつての太平洋戦争、日本軍敗北の戦訓を知識として覚えているのかもしれません。
▲ミニアニメ「ようじょしぇんき」 #05
ラストにはかつてターニャが初陣で戦った協商連合軍の魔導師、アンソン・スーが再登場。あれから3年――彼も今や大佐に昇進、協商連合軍航空魔導師部隊を率いる立場となっていました。
いよいよ後の無い協商連合。帝国との決戦に突入するのでしょうか。ターニャとアンソンが直接対決する形となるのでしょうか。欧州列強の思惑が交錯する中、どんな戦いが繰り広げられるのか――次の展開が楽しみです。
ターニャ「個人の権利を制限する気は無いし、戦場での喫煙を否定しようとも思わんが、せめて分煙を要求したいところだな」
参謀本部の会議室は紫煙漂うタバコが苦手な人にはちょっと厳しい世界。この時代、タバコや葉巻は最高級の嗜好品でしょうから、まさに高級士官である参謀本部の幕僚特権というところでしょう。これも仕方ありません。魔法でフィルターとか出来ないんでしょうかね?(笑)
(ごとうあさゆき)
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