ACCA13区監察課/8話感想 ニーノ少年の物語、そして語られるジーン一家の過去
2017/03/16
語るべきやつが居る。自分が王族の血筋であると知り、自分の過去の真実に迫ったジーンに、ニーノは何を話すのでしょうか…。
それでは、第8話「翼を広げた王女と友のつとめ」の始まりです。
← 7話感想
9話感想 →
主にアニメの最新情報をお届けします。
2017/03/16
語るべきやつが居る。自分が王族の血筋であると知り、自分の過去の真実に迫ったジーンに、ニーノは何を話すのでしょうか…。
それでは、第8話「翼を広げた王女と友のつとめ」の始まりです。
← 7話感想
9話感想 →
sponsored link
第二王女のシュネーは成長とともに外の世界に興味を持ち、それがドーワー家や国に影響してしまうと懸念していたクヴァルムは国王に止めるように進言します。籠の中に閉じ込めるには勿体ない翼を持っていると悩む国王に、ひとつだけ道はあると提案するクヴァルム。
シュネーのお付きであるアーベントを呼び出したクヴァルムは、シュネーを王室から除名する方法をアーベントに伝えます。視察で使う船に2人で乗り、その船を沈めシュネーを公には死んだことにする。国王の為にと、同意したアーベントはクヴァルムからもうひとつの役目を言い渡されます。
全てを捨てることになるアーベントはクヴァルムに従者をひとり連れて行きたいと願い出ていました。その話を聞いたアーベントの従者は全てを捨て旦那様に着いていくと決意します。最後に、置いていく息子とりんごのケーキを食べに行きたいと願う従者。
しかし、その息子はドアの外で話しを全部聞いていました。父と共に国王様の為に着いていくと懇願する従者の息子。その話を聞いて、アーベントはふたりでリンゴのケーキを食べておいで、出発の前に。とふたりの同行を承諾します。
その頃、城では自分の意志を尊重してくれたことに感謝を伝えるシュネー。いつか自分の経験がお父様の力になれる日が来るまで…。しかし、アーベントを巻き込んでしまうことだけがシュネーの心につかえていました。皆が選んだ道「不安を抱いても悔いを持ってはいけない」と伝える国王。そして、ついにその日がやってきます…。
ペシ区視察の船旅で予定通りふたりを乗せて沈んだ船。変装してその場を後にしたシュネーとアーベントは目的地であるバードンに辿り着きます。もうこの白髪を見ることはない。シュネーはアーベントが自分の人生を歩むように言いつけ、別れを告げました。
アーベントに同行した親子もバートンに移り住み、息子はニーノと名前を変えました。影からシュネーを見守り支えるアーベント。そのアーベントの為に、より近くからシュネーの様子を写真とレポートにして提出するニーノの父。アーベントはその写真や話を王室に届けているのでした。
ある時、とても貧乏な青年と恋に落ちたシュネー。旦那様が動くというニーノの父の言葉の通り、青年は偶然にもマンションの管理人という仕事を手にし、幸せな家庭を築きます。王子が産まれ、姫が産まれ、毎日楽しそうにシュネー様の物語を父から語り聞かされるニーノ。いつの間にかニーノ自身も遠くからシュネーたちを見守るように…。
我らの王子が高校に入学した!!と喜びを表すニーノの父は、ニーノに正式に仕事を言いつけます。王子と同じ高校に通い、近くからたくさん写真を撮るのだ、家にお呼ばれしてシュネー様のパンの味をレポートで提出するように!!
自分はもう25歳だと困惑するニーノに旦那様から頂いたカメラを手渡す父。そして、年齢を誤魔化す為に息子にメガネを贈ります。
教室でひとりボーッとしているジーンに声をかけるニーノ。ふたりは出会い友人になります。写真部として常にカメラを持ち歩くニーノは、日常の何気ないジーンの姿を写真に収め、ジーンに笑顔を向けます。ジーンもそんなニーノに笑顔を向け、平和な日々を送っていました。
パンが好きで、パン教室に通い習った手作りパンを楽しむシュネーの影響で、ジーンは食パンが好き。お昼は食パンのサンドイッチ、空いた時間は読書を楽しむ。ニーノの家には、オータス家の幸せで穏やかな日々が写真となって溢れます。
親子で紡ぐ、オータス家の物語。国王様が喜べば、クヴァルム枢機院長様も喜び、クヴァルム枢機院長様が喜べば、旦那様も喜ぶ。旦那様が喜べば俺たちも嬉しい。と苦手なレポートにも活き活きと取り組むニーノの父。ところで、お嬢様はパンはお好きなのだろうか?父の問いかけに悩むニーノは…。
ロッタに会うことになったニーノは、人見知りなロッタを手品で喜ばせます。そこへロッタを迎えに来たシュネー。ニーノとシュネーが初めて顔を合わせた瞬間でした。シュネーのもとへ笑顔で駆け寄るロッタ。そんなひとときをしっかりと写真に収めるニーノ。
ジーンの自宅にお呼ばれしたニーノは、シュネーが焼いたパンを持ち帰りました。旦那様に食べてもらいたいと準備をする父。余計なことをするなと怒られるかな?と問う父に、直接会わなければ怖くないから大丈夫だろと答えるニーノ。「たっぷりのバター」とシュネーのおすすめを書き添え、笑顔を向けるニーノの父。ニーノの家庭も幸せな日常を送っていました。
平穏な日常を壊したのはジーンが両親を失った列車事故でした。ニーノの父も同行しており、巻き込まれ亡くなりました。事故のニュースが流れる中、電話の向こうのアーベントは、ロックスに向い父が残した王族に関わるものを回収して来いとニーノに命じます。
この日の為にあの時、自分も同行を許されたと理解したニーノ。あの時は国王様の為ではなく父親のため、つまり自分の為に行くと決めた。あなたも国王様やクヴァルム枢機院長の為ではなくシュネー様の為に行動した、姫の喜びがあなたの喜びだから…とアーベントに話します。そして事故の現場から少し外れた場所で、そっと父のカメラを回収するニーノ…。
ニーノの語るお話はこれで終わりです。じっと耳を傾けていたジーンに、はっきり伝えておかなければいけないのは「シュネー様はドーワー家から除籍されていて、王位継承権はおまえにはない」と話すニーノ。その言葉に冷静な口調で、そんなのはどうでも良いよと言うジーン。
「あの時おまえ、両親を亡くした俺を元気づけてくれたよな」たくさんの真実を聞かされたジーンの頭には、辛いときに支えてくれた友の笑顔がありました。国王存命の間はジーンとロッタを見守ると、上司と俺が決めたから仕方ないと思ってくれ、気づかれるようなヘマはもうしないけど。と、去り際に優しい表情をジーンに向けるニーノ…。
自宅に帰ったジーンは、お土産をニーノに分けたいというロッタに、あいつはしばらく姿見せないかもと伝えます。「母さんに似てきたな」ロッタを眺めてつぶやくジーンは、ふと写真に写る自分たちを見つめます。そこへ、貰ったケーキを食べようと声をかけるロッタ。テーブルの上にはりんごのケーキが…。
それぞれが自分の想う人の為に。温かくも切ない物語に涙が止まりませんでした。
ニーノが10歳近くも年上だったとか、アーベントが大家さんだったとか、アーベントがグロッシュラーと繋がりがあるように見えてしょうがないとか、たくさん気になることがあるのですが、そんなことどうでも良くなるくらい、ニーノの物語に驚き、その内容に心打たれました。
この事実を知ってから過去のお話を振り返ると、国王様がジーンやロッタに向ける笑顔の重みにまた涙してしまいます。最愛の娘が残した家族、自分の実の孫を、ニーノ親子の報告を通して見守ってきた国王様。その心は何を想い、真実を知ったジーンとどう向き合うのでしょうか。
最後にニーノが語った言葉は、ジーンには王位継承権はないということ。そして、全てを話し終え、別れを告げたようにも思えます。このままジーンとニーノが二度と会わない訳ないですよね…。
そう信じて、今は今後のお話を見守ることにします!次回のお話は、ロッタに迫る危険に立ち上がったのはレイル!?どんなお話になるか楽しみですね。では、また来週です!
(saku)
← 7話感想
9話感想 →
【BD&DVD①6/8発売!】1~2話の別視点を描いた、特典ドラマCDの …
龍黒点を封じるため今日も日本全国を駆けずり回るきなこカー。ろくろ達が一家団欒でく …
さえの願いと陰陽連からの指示により京都を目指して疾走するきなこカー。途中銭湯で入 …
「三者三葉ボイス付き4コマ」本日分は第10話「鶏肉とケーキを食べまくる日」の予告 …
好きなことはバイクに乗ること。サーキットでレースをすること。親がGPライダーでバ …
ドルーと再共生したことで進化した宙太。一時はどうなることかと思いました(;´∀` …
2016年秋アニメも放送開始しましたね! 今季は、シリーズものと魔法少女系が特に …
雛月の悲劇の真相が明らかになり決意と覚悟を新たにした双星2人。物語がラブラブ次な …
TVアニメ「ビッグオーダー」オリジナルオーディオドラマ第7話も配信開始です!出演 …
ジャスレイ軍を文字通り叩き潰し、宇宙と火星における全てのしがらみにケリをつけた鉄 …