そもそもそうめん=ひやむぎ=うどん
小麦粉を練ったものがそうめん(素麺)ですが、ひどくアバウトに言えば、ひやむぎ(冷麦)でもあり、うどん(饂飩)でもあります。
というのは、この3者はどれも小麦粉を練ったもので、違いは「麺の太さ」でしかないからです。(もちろん太さは「素麺<冷麦<饂飩」の順番。)
これは日本農林規格で規定されています。単純な理由ですが、それだけに有名ですし、知っている人も多いかもしれませんね。
強いて他に違いを挙げるなら、ピンクや緑色の色つき麺が入っているのがひやむぎです。そうめんに色つき麺を入れる会社もありますが、元々は、ひやむぎとそうめんの区別をつけやすいよう、ひやむぎの方に色つき麺を入れました。なので、色つき麺=ひやむぎという理解で特に問題はないのです。
また、太くなればきしめんになり、
熱いつゆで食べるそうめんがにゅうめんです。きしめんは平たいので「ひらめん」とも呼び、にゅうめんは「煮麺」がなまった呼び方です。
名古屋のきしめん、香川のうどん、そして奈良のにゅうめん。形状の違いはあれど、結局原料はどれも同じで、おつゆや乗せる具が違うだけなのですね。
そうめん、うどん、きしめん、にゅうめん。食べ方もそうですし、全部一緒なのにどうしてこんなにも受ける印象が違うのかと言えば、それは外国人も舌打ちする、日本人の繊細な感性と味覚によるものが大きいのではないかと考えます。それと、県や地域が地元の特色を出そうと奮闘した結果もでしょうね。
ジムやリラクゼーション施設を設置してあったり、仕事の時間と休憩の時間が一緒な会社も数多くある外国人(とくに欧米人)に言わせれば、この日本人の細かな感性は、ミニチュアハウスの小さなテーブルに家族の人数分の小さなクロワッサンとサラダ、それからフォークとコーヒーカップを並べ、棚には食器をしまってあるような細かな作業と等しく、関心こそすれ、なかなかできるようなことではないそうです。
じゃあビーフンは?
ビーフンは違っていて、米粉からできています。中国福建省や台湾でよく食べられる食べ物で、基本的に乾燥させたものを売りに出します。食べ方も焼きそばのように調理して食べるのが一般的。
同じく乾燥している春雨とよく似ていますが、春雨はジャガイモやサツマイモなど、イモのでんぷんを原料にしているので違うのですね。
さてお腹が空いてきました。
これからは本格的に暑くなるそうですから、そうめんで涼んで、フルスルチアミン塩酸塩を含む栄養ドリンクも飲んで、夏バテを防ぎながら夏を越しましょう(`・ω・´)b
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日常・コラム
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