落第騎士の英雄譚/珍しく“メガネ”してない東堂刀華というメガネキャラ 落第騎士を盛り上げた立役者の一人
2016/04/21
「勝つというのは背負うという事です。連れて行ってください。私達を七星の頂きへ!」
東堂刀華というキャラは、アニメファンの共通認識からヒロインの一人と目されていながらも本格的な登場は9話という、当初から存在感の薄いキャラでした。
▲ それは似たような外見をしている、スタッフも厚遇した日下部加々美の存在も由来している
他にも、桐原静矢の登場する4話まで、落第騎士の公式サイトの頬を赤らめているTOPイラストや、登場キャラのページに一輝、ステラ、珠雫、有栖院凪のメインキャラと綾辻絢瀬、そして東堂刀華の6人しか載せなかったことや、1~2話での進行から台詞から持つ武器から隅々まで指摘されてしまった恐ろしく典型的なラノベの流れなどがそうさせたとも言えます。(そもそも元から演出の方向性は両者ともに違ってはいたのですが。)
もし、ラノベテンプレアニメとしての認識が終盤のそれを打破する盛り上がりへの布石なのだとしたら。それは尊敬にも値するスタッフの情熱と慧眼なのですが、その「終わりよければ全てよし」的な布石の存在に東堂刀華は役を全うしたと言えます。