エミリアの契約精霊兼保護者

「助けない!」
「またまた~」
「絶対の絶対!助けたりなんかしないんだから!」
ヒロインであり、精霊術師でもあるエミリアが呼ぶとパックはひょっこり顔を出します。エミリアを「うちの子」や「リア」と呼び、親と子供のような関係を築きながら、そのコミュ力と博識っぷりは年齢相応に人間以上のものがあります。

▲ 普段は隠れているか、ペンダントの中に入っている(勤務時間、もとい契約時間は朝の9時から夕方5時程)
エミリアに危険が迫った時ももちろん出てきます。ただ、常駐の精霊らしく警戒網が常に張られているかと言えば、そうは見えない節も多々。

「おはようリア。昨日は危うく君を失う所だった。スバルに何かお礼をしなきゃ」
その辺りは緩い性格のためというより、エミリアの死に様も見せるルートも見ることになる死に戻りなスバルを主人公とした所以と言うべきでしょうか、マスコットとしては可愛いけど守り手としてはちょっと隙のある感じに仕上がっています。

それでも、エルザを圧倒するくらいの力は氷系統の魔法を中心に十分に持っていて、味方のあまり多くないスバルとエミリアにとって、強力な助力であることは言うまでもありません。

▲ まさかの人型にもなれる。(笑)
本編でも5指に入る強キャラクター

強力すぎる味方と書きましたが、パックがその精霊の力を120%発揮すると(エミリアが死ぬと)、ラインハルト並みの周囲に甚大な被害をもたらすレベルにもなります。
その際、パックは「終焉の獣」の巨獣の姿へと変貌を遂げます。
身を振り、周囲を睥睨するのは灰色の体毛をした猫科と思しき巨獣。
それは口から鋭い牙と、白い吹雪のような吐息を吐き散らし、世界を純白の、生けるもの全てを凍りつかせる地獄に塗り替えていく。(web3章39より抜粋)
広大なロズワールの屋敷を一瞬で凍らせたパックの金眼のその真の姿は、「猫科と思しき」という描写があることからも、ffのお馴染みの虎の敵キャラクァールの長い髭と斑模様をなくし、体毛を白くしてもっとしなやか且つ幻想的にした感じだと考えてよさそうです。(体長は20m)


▲ ff10と新生ff14のクァール
パックの姿は精霊としては終焉の獣が本来の姿ですが、作中では精霊になる前にはエミリアと関係する人間――「愛娘」の言葉通りの父親であったと暗示する描写もあり、今後劇的な変化が訪れるかもしれないキャラの一人でもあります。(バッドエンドによって真実を“チラ見”させるのが一つの売りのリゼロですから、それは訪れないのかもしれません。)
アニメでは2クールに入れば、その終焉の獣の姿を見ることはできそうなので、どう描かれるのか楽しみです。

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Comment
パックは四大精霊ではありません
四大精霊は
『調停者』メラクェラ
『通り魔』ザーレスティア
『石塊』ムスペル
『霊獣』オドグラス
です。
あ、ほんとだ。ありですー!