にゅうにゅうす

主にアニメの最新情報をお届けします。

*

リゼロ(Re:ゼロ)/スバルとレム、子供たちを描いた公式イチャラブ二次小説がある リゲルがかわいそすぎた【ネタバレ】

      2016/05/11

エミリアを差し置いて、メインヒロインの呼び名も高い鬼っ娘メイドの青い方、レム。

そのキャラクターがメインヒロインかどうかの考察は、主人公と最初に出会うことや、絡みの数、会話の内容、頬を染める頻度などが大きく起因するところですが、レムに至ってはその次元を軽々と飛び越えます。

事件後のロズワール屋敷での日常を描いた番外編の「はい、はい! レムはなんでも聞きます。やります。申しつけてください。そしてうまくやった暁には頭を撫でてくださっても構いませんよ」の構って・撫でて系ヒロインから、

「レムはちゃんとここにいます。スバルくんのレムですよ」(3章40)
「あぁ…、レムは今、このために生まれてきたんですね」(3章46)
「この身、この心は全て、スバルくんに心酔しております。――故にレムは今も、これからも、スバルくんを疑うことは絶対にありません」(3章56)

子供3
作中で本来クライマックスなどで演出されるはずの「愛しています」を連発するのは、大概ヤンデレ系になってきますけど、そうでないヒロインとなると筆者はほとんど初めて見たかもしれません。(でも、そのクライマックスは確かに何度も訪れてるから面白い。

そこにはウザいという形容に隠れた、『死に戻り』というタイムループ能力によって哲学系に踏み込み、セカイ系主人公へと引き上げられてしまったスバルの望まぬスケールのでかさもあって。

子供6
▲ 濃い経験が人格を練っていく。あまりにも短期間で、処理が追いつかない内にそれを与えられ続けたがために狂いもした

決してスバルの想い人であるエミリアに対して嫉妬の感情を暴露せず、スバル第一に考える貞淑さ、どんな地獄の最中でも絶対的にスバルを守ろうとする犠牲的な獅子奮迅の活躍が、レムのメインヒロインの呼び名に一役買っていることは言うまでもありません。

sponsored link


白鯨戦直前、凡夫の願いを受け取って

子供1
レムの求愛に、心では申し訳なさそうに、でも「エミリアが好きだ」ときっぱり言うスバル。だけど現実にはスバルもレムに駆け落ちを持ちかけて、断られもしました。

その後の第一婦人はエミリアで、第二夫人がレムだとする二人の決まり事、決まり事のあとのやり取りには、もうなんとやら。ノロケ以外の何者でもありません(笑)。(だからこそ白鯨戦が白熱もするんですけどね。)

「もうお前ら結婚しろ」「末永く爆発しろ!」なコメントが殺到したのか、長月さん自身もそう思ったのか、作家的な本能だったかなど、理由は定かではないですが、そんな二人には結婚後を描いた短編があります。

舞台はカララギで、スバルとレムの間には子供が二人。

一人はツンツン青髪で、父親とよく似た顔立ちの長男リゲル。もう一人は赤ん坊の長女スピカ。黒髪で母親似の顔立ち。

公園らしき場所でリゲルが友達と『氷鬼』で遊んでいるのを目にしながら、もう大人になったスバルとレムはこれまでの苦労の日々を思い出しては懐かしみます。

子供8
自ずとそこには、「本当に逃げてきてよかったのか」そんな話題がレムの方があがりますけど、相変わらずな言動を見せているにしても、愛妻家であり、イクメンな父親の顔を十二分に覗かせるスバルの返答にブレの一つもありません。それは公衆の面前で抱き合って、キスができるくらい。

第3章断章『ナツキ・レム』、節分企画で執筆された番外編であるリゼロEX『鬼も幸福も』ともに、そんなイチャラブ二次小説になっています。

子供5
ただしこの夫婦編でのスバルは、白鯨戦でまがいなりにも皆を率いて戦う英雄になる以前、もう辛いことは嫌で、弱いままでいいから平和に生きていたいというスバルの願い、もとい駆け落ちが成就された姿でもあります。『死に戻り』の諸々の影響もなく、ほとんど独立した物語です。(本編ではもちろん、「本当のスバルくんを置いていきそう」ということでレムは断っています。)

それにしても、駆け落ちする男女なんてそんなものだと言われたらそこまででもあるのですが、この家庭の円満っぷり、俺には家族しか大事にするものがないと言い切る言動、レムの幸せっぷりを見ていると、このスバルもありだなぁと思わされてしまいます。特にスバルは戦場で戦ってきた兵隊が戦役を引いて家族を大事にする姿に通ずるものがありますね。

子供7
そんなレムの旦那役、父親役を立派に務めているスバルなんですが、かつてのノリツッコミやゴーイングマイウェイな言動はなくなったわけではなく、大体息子にいっているようで、リゲル、スバルと似すぎだなぁと思いながらも全体的にリゲルの扱いが可哀想です。(笑)

アニメでは白鯨戦が2クール目で放送されると予想されます。レムのスバルとの未来予想図は、レムによって結構リアルに妄想されているところでもありますから、吹き出しの形でなど、何らかの形で二人の夫婦の姿は描かれるかもしれませんね。

PS:ナツキ・レムとしてのレムのイラストを数点見かけましたが、なんでこんなに合点のいく仕上がりなんでしょうね?(笑)

 - Re:ゼロから始める異世界生活

Comment

  1. 坂本くん より:

    レムかわいい

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

リゼロ(Re:ゼロ)/6話でのおとぎ話の綺麗な演出 3つの夕焼けは鬼子たちと死に戻りを憂う

前回は謎だった死因が明らかになった5話のエピローグ。 ▲ 先にEDを流して不穏さ …

リゼロのゲームは順当にADVで、ギャルゲーらしい 豚の欲望だと罵らないプリシラのデレが気になる

つい先日、公式の方で書籍版の9巻と10巻を立て続けに発売することを伝えたばかりで …

リゼロ(Re:ゼロ)/ペテルギウスは昔“ジュース”としてエミリアの父のような存在だった【「デス」=魔女因子】

リゼロの書籍版は現在8巻まで発売されていますが、9巻の発売が9月23日に決定して …

リゼロ(Re:ゼロ)/リカードの想像以上のワイルドさとミミのクレしんのひまわりばりの好演技にびっくり仰天してた

大評判に終わったレムとスバルが語り合った18話。 回毎では、個人的には序盤でもあ …

リゼロ(Re:ゼロ)/テレシア・ヴァン・アストレアの死因 「死神」と剣に愛され、花を愛した可愛すぎる剣聖

▲ パンチパーマの老兵はコンウッドという名前らしい 白鯨の討伐を終えたクルシュ、 …

リゼロ(Re:ゼロ)/Re:カドモンから始まったスバルの英雄譚 村人Aではなかった一般市民な露店商

死という終わりがあり、記憶だけを持ったままリスタートする。 「でーとってなにする …

リゼロ(Re:ゼロ)/最終話はエミリアを追いかけて、追いついた、ただそれだけの物語として【ヒロイン論争の停戦協定】

“ライムグリーンの涼しげな顔色をした雲と空と” “眠りこけた僕を見下ろす君は、い …

リゼロ(Re:ゼロ)/レムを引っ張るスバルの熱さ エミリアの心配は死に戻りの事実を上回る?

鬼化したレムの狂気は、確かに惨酷な「鬼」でありながら、どこか清らかさをも伴ってい …

リゼロ(Re:ゼロ)/量産型ペテルギウスがわんさか!飛田ギウスのはっちゃけ感は異常【劇団ペテルギウス】

アニメの中で、ペテルギウスはどこから「人外」になってたんでしょうね。(もちろんラ …

リゼロ(Re:ゼロ)/活躍後、ロズワールとラインハルトは何をしていたのか 英雄剣士と龍の殺害を目論む道化師の目的

ついに白鯨を討伐しましたね! ヴィルヘルムの戦いもきちんと圧巻でしたが、集団戦と …